【挫折体験】YouTubeで稼げると思って始めたけれど、3か月でやめた話

「YouTubeで副業してみようかな」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?

僕もそのひとりでした。
副業ブームの中、「動画編集のスキルがあれば稼げる」「顔出ししなくてもいける」「まずは1000人登録者を目指そう」——そんな情報に希望を感じ、思い切ってYouTubeを始めました。

でも現実は、甘くありませんでした。
これは、僕が3か月でYouTubeをやめるまでの、正直な体験談です。


YouTube副業、スタート。

最初はとにかくワクワクしていました。
「ゲーム実況なら楽しみながら続けられるかも」
「TikTokも使えば拡散できるんじゃない?」
「副業で稼げるようになれば、いつか独立も…」

まずは必要な機材を揃えて、アカウントを作成。
編集ソフトもサブスクで契約して、撮影から編集まで、すべて自力で始めました。

最初に投稿した動画は、たった10分程度のゲーム実況。
でも、その編集には3時間以上かかりました。

細かいカット、BGMの調整、テロップの配置…。
思っていたより、ずっと手間がかかる。

しかも、「これって面白いのかな?」と、自分の動画を見返して不安になる日々。


投稿しても、再生されない現実

10本ほど動画を投稿しました。
サムネイルも頑張って作り、タイトルにも工夫を凝らして、SEOやサムネ映えも意識しました。

結果——

再生回数:多くて100回程度。
チャンネル登録者:2名。

それでもTikTokでショート動画を投稿してみたら、1本だけ5,000回ほど再生されました。
「これはいけるかも?」と少しだけ希望が見えましたが、やはり収益化には程遠い。


本業と両立が難しい

正直、動画編集にこれほど時間がかかるとは思っていませんでした。

平日は本業で疲れて帰宅。
そこから撮影・編集・サムネ作成…。
週末はそれに丸一日使って、ようやく1本完成するレベル。

しかも、賃貸なので声を張れない。
深夜にひっそり実況しても、テンションは上がらず、自分でも「この動画、面白くないな」と感じることが増えてきました。

「ここまで頑張っても、結果が出ない」
「今の自分には向いてないのかもしれない」

そんな気持ちが、少しずつ積もっていきました。


成功者ばかりが目に入る日々

YouTubeについて検索すれば、出てくるのは成功体験ばかり。

「半年で登録者1万人!」
「YouTubeだけで月収50万円!」
「会社辞めて独立しました!」

もちろん、努力の結果だとは思います。
でも、そういう情報を見れば見るほど、どんどん自分と比べてしまっていました。

「なんで自分はできないんだろう」
「そもそも才能がないのかも」

もがけばもがくほど、自信がなくなっていく。
それが一番つらかったです。


YouTube副業、断念

結局、3か月で10本の動画を投稿し、登録者は2人のまま。

編集時間やストレス、本業との両立の限界、そして自分の動画に面白さを見いだせない気持ち。
それらすべてを考えて、YouTubeは一旦、やめることにしました。

「せっかく始めたのに」「また中途半端で終わった」
そう自分を責める気持ちもありました。

でも今は、「一度やってみて分かったことがある」と思えています。


挑戦して得た“お金以外”の価値

たしかに、YouTubeでは稼げませんでした。
収益化どころか、赤字です。

でも、この経験から得たことは、本当に多かったです。

  • 編集スキル(Premiere ProやCanvaの基本操作)
  • サムネ制作の考え方
  • どうやったら人の目を引けるかという“マーケティング的視点”
  • 失敗を通じて学んだ、自分の限界と得意・不得意

そして何より、「やってみないと分からない」ということを、実感として理解できました。


これから挑戦する人へ

YouTubeは夢があります。
好きなことで収益化できたら、それは素晴らしいこと。

でも、それを副業としてやるには、相当の覚悟と継続力が必要です。
編集・撮影・企画・マーケティング、すべてを1人でこなすのは、本当に大変です。

僕のように、3か月で挫折する人もたくさんいると思います。
でも、それでいいんです。

やってみないと、自分がどう感じるかなんて分からない。
「自分には合わなかった」と気づけるだけでも、前に進めた証拠です。

副業って、「絶対稼がなきゃいけないもの」じゃない。
「自分の可能性を探すための手段」だと思っています。


まとめ:挫折しても、無駄じゃなかった

YouTube副業は、僕にとって“成功”ではなかったかもしれません。

でも、その挑戦があったからこそ、今こうしてブログを書いて、同じように悩む人に届けようとしている自分がいます。

もし、あなたが今、何かに挑戦していて、うまくいかなくて、つらい思いをしているなら——
それでも、あなたの挑戦は、決して無駄じゃない。

僕もまた、別の形で前に進んでいきます。

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